「私からあなたへの万葉集プロジェクト」Sakaeドラム試打レポ

本日は明日香村中央公民館ホールにて、

第12回「私からあなたへの万葉集プロジェクト」と題し、ミニコンサート

この会の趣旨は

 「倭は国のまほろば・・・」。万葉集は故郷や親しい人への愛の詩とも言われます。

そこに詠われたように、不思議な縁によって結ばれた故郷や今住む地域への思い、

人のいのちを大切にする思い。

人々の「和のこころ」を、現代の万葉集、「私からあなたへの万葉集」として募集し、明日香の地での入選発表会・講演会を通して、発信し、

その変わらぬ「和のこころ」と行動の輪が奈良県、そして全国に広がっていく機縁となることを願うものです。

 

その意義ある会に参加させていただけるとは嬉しい限り、

今日もハリきって叩きました。

本日のドラムセットは

 ヴィンテージサウンドを追求したSAKAE “Trilogy”シリーズ

前回、本番で使える機会があって、

それが思いのほか良すぎたため、今回詳しくレポート。。

今回、リハのときにフロアタムにスティックケースをぶら下げ

演奏。タム→フロアの流れで、フロアの伸びが

今ひとつ伸びないと気がつき

スティックケースを外して演奏。うん、伸びがある。

 

 “Trilogy”シリーズはメイプルポプラ3plyの極薄シェル。

スティックケースで

フロアタムの音がミュートされるのはわかってたけど、

ここまで顕著に音が止まるっていうことは、

それだけ胴鳴りがしているということ。

スティックケースを外したら、タム、フロアと流れる音が

気持ちよい

関心するのはSakae"The Almighty”とハッキリと

キャラクターが区別されていること。

Almightyは、音がデカイし、低音もバランスよく出るし、

誤解を恐れずに言えば、

何を叩いてもロックな感じ。

 ドラムを叩くのがいつも以上に楽しくなります。

 

対してTriloguシリーズは自己主張というより、周りのサウンドに溶け込む

感じで、クセになるバランスの良いサウンド。

特に、ウッドベースとバスドラの溶け込み具合が、気持いい。

いわゆる「いなたい」音で、いい気分でドラミングができます。

 生ピアノ、ウッドベース、歌、ドラムという編成で、

それぞれをマイクで録っているもののモニターアンプがないので、

全体ので音がどうなってたか?というのが不安ながら、

Trilogyシリーズというチョイスがgoodだったと思います。


音を出しすぎないように気を使わなくても、

温かみのある丸い音で包み込むような感じで、

何を叩いても邪魔にならない、

タム、フロア、バスドラム

スネアの音質、音量、のバランスがいい。

これは、どのサイズも胴構成が

メイプルポプラ3plyで同じということが良い具合かもしれないですね。

 


これはジャズ向きと思われがち(?)だけど、決してそうでなく

ジャズでもいいけど、ロックでも良い味をだすと思います。


実は、僕自身はヴィンテージドラムというのは嫌いだったので、

このヴィンテージサウンドを追求したSAKAE “Trilogy”シリーズ、当然、敬遠してました。


しかし、僕は誤解してましたー。サウンドだけでなく、「古き良き時代が蘇る」

…というイメージですね。いろんな人とアンサンブルを楽しみたくなるドラムです。

とてもタイコらしいドラム。シンプルなところがいい。

ただ単にそれぞれの口径を変えた感じで、イメージつきやすい音です。


お昼ご飯は終了後は、本番まで時間があったので、

近くにあった「亀石」というのを見に行ってきました。


言い伝えによると、いつ、何のために作られたのは謎で、

川原寺の所領の四隅を示す石標

猿石を含めた古墳に関連する遺物

斉明天皇の時代にグリフィン像を造ろうとしたが加工途中で放棄されたもの

など、いくつかの説が出されているものの、結論は出ていないそうです。


説はいろいろあっても真実はひとつ。意外にシンプルな事実だと思いますなー。

本日、聞いてくださってありがとうございましたー。

この土地は気のせいか、感慨深いものがありました。


倭の国、明日香にて。。

音楽で世界がシンプルに、和を結ぶきっかけになりますように。