Sakae Drums試打レポート Celestial (セレッシャル)シリーズ

2015年11月8日(日)「どらむPARK Vol.5」

大阪フィルハーモニー会館に行ってきました

 

ここにフラッグシップ モデルSakae Celestial (セレッシャル)シリーズ 展示(試奏OK)

これを叩いてきました

 

過去、Sakae drums試打は・・

オールマイティーメイプル編、トリロジー編を勝手にレポートしてきました。

今回は最上級Sakae Celestial(セレッシャル)シリーズ

とくにレポートするつもりなかったんですが(笑)

 

この1ヶ月、取材や講演などで同じSakae Celestialシリーズを叩かせていただき、

正直言って、驚きの音!(手前味噌ながら・・・)

 

これはレポートしなければ!と、思い立って1ヶ月。。やっとブログに書けました。

 

 

さて、SAKAE Celestial (セレッシャル)シリーズ。

ホームページには

『口径や深さが異なるそれぞれのドラムが持つ[特徴的なトーン]を最大限に引き出すために、外側にエキゾチックなハード・ウッドであるアフリカン・ブビンガの2プライ、内側に北米産メイプルを組み合わせつつ、更にドラムの口径により異なるプライ数とし、ヘッドが接するエッジの角度もカスタマイズ。徹底的なチューンナップにより

「EQを通したような」存在感のある音楽的なトーンを生み出すことに成功しました。』

 

と書いています。この「EQを通したような」という表現。。言い得て妙!


まず、10月初旬に区民ホール会議室、

産業交流フェアにてドラム演奏

テーマ「ハーモニー」

その場所でSakaeの中田社長によるプレゼンの応援?として、叩いてきました

Mappaという木目を表面に使用したシリーズ。

希少価値の木目が味わい深い。


社長のプレゼンの中で、製品紹介として演奏。持ち時間2分!


叩いた場所!会議室・・・!そう、防音室でなく会議室。

 

当然、反響がある部屋なので、少々のミュートをしました。

ガムテープをクルっと丸めて軽くミュートするやつ。

 

それだけでは、耳に痛い音が?と思いきや!?

まさに「EQを通したような」な音!

PAを通してモニタースピーカーからドラムが鳴ってるように、心地よい。。

 

ちょうど、ドラムセットと自分の目線あたりの中間地点に音の塊がある感じ。

この感覚、「音が見えやすい」という言葉で表現したい。

 

これは、自分の音に酔ってしまう(笑)

そうそう、エレドラをヘッドフォンで聞きながら叩くと、

あまりにも上手く聞こえて聞き惚れてしまう。。に近い(笑)

 

とくに10インチは、「この口径でこんなに音太いの?」って思うほど、

音に伸びとふくよかさがある

私のドラムセットはタム1つ、フロアタム1つというセットで、

高低がつけばいいという感じで結構ラクにチューニングしています。

(言い換えればテキトー)

そこにもうひとつ、タムが入ると・・、一応、高、中、低、と音階をつけるものの、、なんとなく小口径タムの伸びに乏しく、若干、音が詰まってる感じがありました。


ここ最近の流れでいえば、2タムの場合は10”と12”という組み合わせが多いですね

それこそPAを通せばいいんですがー。


 

んで、いろいろ変えつつ、結局は「やや妥協気味」の音色。音程はいいんだけど、音色がちょっと違うかな?みたいなチューニング

やっぱ、10インチくらいの口径になってくると、物理的にムリがあるんかな?っていう、変に納得してましたが。

 

それは、単なる思い込みでした(笑)

 

「いや、それはチューニングが下手だからやろ?」って思われる方、、

一回、叩いてください!違いがわかると思います!

 

同じトーンで音がまとまる

この秘密は

「ドラムの口径により異なるプライ数とし、

ヘッドが接するエッジの角度もカスタマイズ」というこだわりに

関係がありそう。

 

写真は区民ホールにて、社長のプレゼンの始まるところ

「SAKAEブランドの挑戦」と題された話の内容は、、。

 

今までの体験談を交えながら、まさに「挑戦」という内容。

深イイ話。感動ものでした。

 

余談ですが、社長のプレゼン終了後の「質疑応答」の中で、受講者の1人が、

「このドラムセット、マイクを切ったらどんな音?」と聞いていました。

(もちろん生音ですよ)

それだけ、音のまとまりよく、PAを通した音に聞こえたんでしょうね(笑)


冒頭に紹介した「どらむパーク」試奏オッケーの展示品を叩きました

持ち時間、無制限(笑)

 

ドラム少年、各メーカー叩きまくり!おかげで、他のメーカーとの比較もできました。

 

うーん、(私の主観ですが)

これは本当のこと書いたらがっかりする人いるかも?

これから買う方、、Sakaeを買ったほうがいいです。是非、セレッシャルを!(笑)

 

ホールではドラムコンテストもあり、国産4メーカーのうち

Sakaeのみバスドラムは20インチ(他メーカーは22インチ)

 

このホールのほうもSAKAE Celestial (セレッシャル)シリーズ。

 

バスドラムが一回り小さいことなんて、気にならない音圧

さぞ、叩く人は気持ち良かったと思う。


そしてもうひとつ

日本テクノさんがお送りする

環境情報番組「省エネの達人『企業編』」の取材

 

社長のインタビューの前に叩きました

持ち時間8秒(短っ!)


この収録のときが一番古いです(画像をクリック)

 

場所は会議室、この響く狭い場所で

ミュートはガムテープをクルっと丸めて軽くミュートするやつのみ

 

映像ではあまりタムタムを叩いてませんが、

本番前はタムタムばっかり叩いてました。当然ながら音が良いのは

ラクです。叩いてるのが楽しくなります。

 

これでオールマイティーメイプル、トリロジー、セレッシャルの

3機種の(勝手に)レポートができました。

(あと、オールマイティーバーチができてませんが、それはまた来年あたりに・・)


共通して、それぞれのコンセプトがわかりやすい。

このドラムはこの場面で、、という感じで選びやすいですね。


現在、私がやってるようなアコースティックな音楽では、トリロジーを選びます。

ウッドベース&アコースティックピアノとの融合が実に心地よい。音楽に優しく寄り添うような音です。


オールマイティーは、ロック。これを叩いた時は、久しぶりにロックをやりたいと

血が騒ぎました!もちろんチューニング次第ではJAZZでもいけそう。


セレッシャルは上質ですねー。やんちゃなオールマイティよりも気品があって、

まとまってる。このドラムでドラムソロはさぞかし楽しいと思う。

うまい人はもちろん、そうでない人もそれなりに(?)

素晴らしいドラムソロができると思います。


3機種とも特徴がわかりやすく、ドラムを知らない人からすれば、「どれも一緒でしょ」といわれそうなパートですが、

Sakae Drumsは、もう言わせません!

ドラムの醍醐味を味わえると思います。ドラムって、こんなにいい音なの?っていうのが、3機種に共通する感想。


ドラムのある生活は楽しい!