小学校・ドラムサークルデイ ~参加から参画へ~

今回、奈良県にある北宇智小学校にてドラムサークル。こちらではこの2年ほど、何回もドラムサークルをさせていただいています。

それにしても、子供たちの成長ぶりは凄まじいー。

 

去年も同じ時期にドラムサークルを3日ほど

続けてさせてもらって、僕は最終日で参加。

 

今年も同じく3日間の最終日で参加!

 

今回は6年生が企画をし、ドラムサークルのストーリーを考え、ファシリテーターキューを決め、

子供たちで運営していくという試み。

 

この教育現場、共に育む「共育現場」の渦の中に身を置かせていただいた学びの一日でした。

平和がテーマに

始まる前に円陣を組む6年生たち
始まる前に円陣を組む6年生たち

3日間の最終日のみ参加のためか??

ちょっと僕が取り残され感はあったが(笑)

 

本番前に6年生たちのリハーサルに

参加できたので、

だいたい流れが飲み込めました。

 

飲み込めたと言っても、

まだ雰囲気にはついていってない。・・というより、

子供たちのまとまり感、

今から何をを成し遂げようとする勢いみたいなものを感じて圧倒されていました。

 

とにかく、今から行われる壮大なストーリーに僕のアタマがいっぱいいっぱい。。

このリハーサルは、壮大なフィナーレへのプロローグのようです。

  

テーマは「平和」。

キーワードとして「つながり」「暗明」「笑顔」

伝えるイメージ、そのためのファシリテーターキューを考え、そのキュー出しの練習。

積み重ねたものを、ここで恐れずに出していく。

 

ここで起きることはメタファーなのだ。

次々とサークルの中でファシリテーターをする子供たち
次々とサークルの中でファシリテーターをする子供たち

全員が一人ずつ、あるいは二人で何らかのファシリテーターキューを出す。練習では(本番でも?)、

おそらく緊張してアタマ真っ白になってたり、キューを出すことだけが必死という子も居たと思います。

もちろん一生懸命にやってるからこそ、僕らも真剣!

 

その姿を見て勉強にもなりますねー。

「いまのキューを繰り返すとおもしろいなー」とか、

「今みたいな場面、ゆっくりやったらおもしろいかもー」とか、、。

そんなことを考えてると、「あれ?今日は何しに来たんだっけ?」(笑)

 

いままでこちらの小学校でドラムサークルを何度もさせていただいて、ファシリテーターをさせていただきました。

今回は、導入部分で少しファシリテーターをさせていただきましたが、あとはベースを叩く。

 

リラックスはしてるが、「子供たち思い切ってできるかな?」と、

いままで感じたことがないような大きく見守ってるような気持ちで参加して。

 

僕が6年生の時にこんなことできたか?と自問自答しつつ「いやいや、絶対ムリ~」(笑)

 

子供たち全員が

このサークルの中に入って全体を見渡し、勇気を出してキューを出す。

誰も出ていないところに、一歩を踏み出す勇気というのは、

きっとこれからの人生で大事な経験となったと思います。

 

サークルというひとつの社会に「自分自身」というフィルターを通して発信していく。

「伝わるかな?」「どう思われるかな?」「うまくできるかな?」・・というような恐れをも突き破って、一歩踏み出す。

その勇気ある一歩でサークル全体に波動を起こす。

この場面は、これからの人生で、有り得る様々な場面のメタファー(暗喩)なのだー。

 

今回の経験、きっと子供たちは自信がついたと思うんです。ここで捉えた経験は記憶の中に埋もれていっても、

人生の大事なポイントで勇気を出して一歩踏み出すことができるはずです。

 

恐れさえをも突き動かすもの

この3日間、ドラムサークルのストーリー作っていくだけでなく、子供たちの将来において、

重要なストーリーになったんじゃないかな?と、思わせる雰囲気を醸し出していました。

 

最後の一言感想では、

「楽しかった」「おもしろかった」のほか、「つながり」「はっちゃけた」「自信がついた」など、

発する言葉もそうですが、表情から「やりきった」満足度の高いものを感じました。

この2年間の子供たちが積み上げてきた成果でしょう。今回は6年生が企画していくドラムサークル。

 

2年前にこのようなことができるとは誰も想像できなかったと思いますが、、、

いや、その2年前に子供たちの力を信じていた人が居るからこの日がきたのでしょうね。

 

岸本先生をはじめ、こちらの先生方のご尽力、頭が下がります。

信じてくれる人が居なければ「恐れ」を勇気に変えて、一歩を踏み出すことはできません。

 

子供たちにとって、この経験はひとつの通過点。さらに成長をしていくと思います。

ただ参加するだけでなく、主体性をもって参画していく、この試み。

 

またまた素晴らしい企画に関わることができました。

そして、おっちゃんは成長したのか?

10月にこちらで行われた『人権教育講演会アフリカンライブ&ドラムサークル』のブログ

「おっちゃん、成長したなー」って思われるように頑張ろうっ! ・・って書いたのを思い出しました。。

 

子供たちは成長しました。僕は成長したんかな?(笑)

今回も学びが多かったから、きっと成長したと思います(笑)それほど子供たちから学ぶことは多い。

 

ドラムサークルの可能性は計り知れない大きさをまた経験させてもらいました。

教育者でもない僕が教育現場に関われて、共に育つ。。『共育』の中に入れたことを感謝致します。

 

 

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