守・破・離(shu/ha/ri)~ドラムアバウトJAPAN2019​~前半

-リズムでつながろうー

・・というテーマのがドラムサークル。

今回は

世界のトップファシリテーター・CAMERON TUMMELが再来日!

 

ひさしぶりの大三島。ドラムアバウトジャパン2019の開催!

3年前はこの同じ場所でキャメロンに会った。

そのキャメロンと3年ぶりの再会。。。

今回は一週間前に大阪にて再会を果たしている。

 

そのときの気づき。

大阪の7/12コミュニティドラムサークル、

7/13は研修

『ユニバーサルリズム~ドラムサークルの効果とその実例~』

大阪に来たというのに特にスタッフとしてお手伝いすることなかったところに

一抹の寂しさを覚えながら参加。

 

もともとキャメロンが来るっていうことは一年前から知っており、今回来日にあたり、一週間ほど付き人として一緒に行動するはずだった。

前回来たとき、キャメロンの人柄には惚れてたし、意志疎通をできるようにと英会話も習い始めた。

(全然だけど・・笑)

ところが、2月末頃、思わぬ話があり4月から環境が変わり、まとまった時間がとれなくなったのだー。

自分の主催するコミュニティドラムサークルさえも開催が危ぶまれてきた。

そんな状況で一時は参加を見合わせたくらいだったが、やっぱりドラムサークルはやっていきたいやん。と、単純に思い立ち参加することに。

 

mental conflict

実は今年に入ってから心理カウンセラーの勉強を始めてる。

自分の考えはどこから?その決断はどこから?

自分の性格は?

というように深く掘り下げつつある。

 

印象的だったのは1月末の心理のワークショップ。

このワークショップ時にすべてのフィルターが外れて、僕の心は少年になった(笑)

環境はそのままで心が少年になった。

「あー、なんて刺激的な世界に住んでるんだー」とワクワクする毎日。

楽器を演奏する、音楽を聞く、それだけで感動して涙がでる。

心がものすごく敏感になっていった自覚があった。

 

ここで自覚できた。

愛している人に愛を伝え、

素晴らしいことを素晴らしいと言い、

嬉しいことを嬉しいと表現できる。

思ったことをありのままに感じれる。

 

こんな当たり前のことが、当たり前のようにできること、

そんな当たり前を感じれることが、この上ない幸せなのだ。。ということ。

 

ワクワク・ドキドキ・チムドンドン

話を7/13の研修に戻そう。

僕はファシリテーターとして何回もサークルの中に入っているが、、

何度入ってもサークルの中に入るというのには抵抗がある。

 

特に研修の場は抵抗がある。。

いや、自分から出ていくこと自体、あまり気が進まない。

 

なぜか?

ここで音を出す、今この瞬間にしかない音を共有できる、

二度と出会えないであろう、この「いま、ここ」の瞬間に居る!という、

その喜びを感じるところが欠けていたんでないか?と気が付いた。

 

もちろん理屈ではわかっていた。でも「感じれていなかった」ということだ。

これは心理の勉強をする中で、カウンセリングも実際に受けて、

深く掘り下げていったから感じれた部分と思っている。

 

キャメロンが研修前に言ってくれた

「ここは公園の砂場と思ってください」という言葉がわかりやすい。

【ここ=ドラムサークルのサークルである】

 

子供のころ、公園の砂場で遊ぶこと。子供たちのたまり場だ。

子供のころ、初めて会う名前も知らない子どもたちの中へ違和感なく入り、一緒に遊ぶことができた。

 

臆することは何もない。砂場で楽しく時間を共有する仲間だ。名前も知らんけど友達でいいやん?

そのときはワクワクしてる。ただワクワクを共有したいだけなのだ。

 

ドラムサークルファシリテーターといってもそれでいいんでないか?

 

僕は少しだけ打楽器をやってて参加してる方よりは少しだけ普段からリズムに馴染んでる。

けど、それが一体、、何の意味がある?

 

僕は少しだけファシリテーターの勉強をして、サークルの中で何かしようと思っている。

けど、それが一体、、何の意味がある?

 

僕は少しだけ何かを知っている・・

そう、意味のない何かを。

 

それらのフィルターが全部外れたときに見えるものがある。

キャメロンが研修中によくいっていた

『ワクワク・ドキドキ・チムドンドン』

(チムドンドンとは沖縄の方言で「胸がドキドキ」という意味)である。

 

ドラムサークルの中では、子供も大人も関係なく楽しめる。

どこで覚えたのか?トリッキーなリズムやユニークなリズムもでてくる。

弾けて踊りだす人も居てるし、ジワジワとリズムに身を任せて楽しんでる人も居る。

それこそ『ワクワク・ドキドキ・チムドンドン』だ。

 

 

I Like it!

一週間後、大三島へ。

全国から集まったファシリテーターの同志たち、素晴らしい、、

 

みんな、この「公園の砂場」で『ワクワク・ドキドキ・チムドンドン』しながら、優しく、愛で包んでくれている。

 

7/18初日、夕食会から始まる。

キャメロン、全国のファシリテーターたちと再会。夜はドラムサークル&ミーティング(次の日の高校でのドラムサークルにむけて)

 

心技体が整った最高のファシリテーターチームの結成だ。

 

7/19二日目、高校でのドラムサークル。

僕は『のりぺんチーム』で2年生を担当、ファシリテーターはノリペンと僕。

ノリペンは最も尊敬しているファシリテーターの一人、その重鎮と一緒にするなんて夢のよう。

 

ドラムサークルではインプットとアウトプットが同時に行われている。

その場で起こることを、ファシリテーターの自分が、自身のフィルターを通して皆に返す。

 

ファシリテーターとして学んだことはもちろん、

自分の在り方そのものがサークルに反映されて、また自分に返ってくるのだ。

 

僕が苦手とするものもある。いや、苦手と思ってたものがあった。

それは苦手でなく「知らなかった」「わからなかった」つまり、「学んでいない」だけなのだ。それも心理の勉強の中で気が付いた。「自分の在り方」という意味でも重要な部分でもある。

 

学んでいないことは、これから学んでいけばいいことだから、苦手なものは何もない。

つまり臆することは何もないということだ。

 

ドラムサークルという「公園の砂場」を通して、自分自身の姿がよく見える。

ドラムサークルはメタファー(暗喩)であるから、自分の姿がよく見えるのだ。

 

タイコを叩くのが好きで好きで、ドラムサークルという世界に飛び込んできたけど、ドラムサークルを通して出会う人、学ぶこと、何もかもが、今の自分を作っている。

 

やっぱり、僕はこれが好きやねん。

参加して良かった!

 

長くなりすぎたので、、後半に続く>>