こんにちは。ドラムサークルファシリテーター、Cajon Drumer Tetsuyaです。
今回から、僕のドラムとの出会い、
ドラムサークルの出会い、
最近の心理の勉強との出会いへの流れ等々、
振り返るブログも書いていきたいと思います。
良ければお付き合いくださいませー。
ドラムを始めたのは中学3年になった時にYamahaのドラム教室に通い始めてから。
昔から楽しい時、悲しいとき、寂しいとき、喪失感を感じているときも、ドラムと向き合っていると生きるエネルギーが湧いてきたものです。
おそらく、楽器をしている人や、夢中になるものがある人も同じような経験があるんじゃないかな?って思います。
僕にとってドラムとの出会いは『人生そのものを変えてくれた出来事』でした。
選択性緘黙(場面緘黙)症
きっかけは中学校2年のときの文化祭で同級生の子たちが、バンドを組んで演奏していたのを見たのがきっかけ。
そのときのドラマーは違うクラスの女の子。
その子を見てキラキラ輝いてみえたんでしょうねー。可愛かったっていうのもある(笑)
それを見て後々「僕もドラムやってるんだ。家においでよ』って、妄想が始まったかどうかは秘密ですが(笑)、そのとき、ドラムというものに胸を熱くし興奮したものです。
その当時の僕は、妄想はしても行動はしなかったし、
妄想することでかなり満足して自分の中で完結してしまう少年だったんですが、、
それが、たまたま10歳上の姉(当時エレクトーン講師)が
『リズム感を鍛えるため、ドラムを習っている』っていうのを聞いて
『僕もやる!』って言いだしたんですねー。
運命っていろんな偶然が重なって道筋が拓けていくんですね、、
今考えると必然的な展開だったと思います。
以前にも少し書きましたが >>以前のブログ
小さい頃から中学校3年生まで選択性緘黙(場面緘黙-ばめんかんもく-)症でした。
選択性緘黙症とは、他の状況では話すことができるにもかかわらず、ある特定の状況(例えば学校のように、話すことが求められる状況)では、一貫して話すことができない。ーWikipediaよりー
僕の場合は学校では全然喋ってないです。
その少年が、、初日は姉に連れられドラムレッスン。
初めてドラムセットに座って奏でる音に興奮し、忘れることのできない衝撃を受け、
家に帰って母にドラムを叩いた楽しさを興奮気味に喋っていたようで、
(その僕の姿を見て)母が
『キラキラしちゃってー』と言ってたのをおぼえています。
(あー、僕も輝くことができるのかー)
僕の中の知らなかった自分の発見です。
1人で電車にも乗ったことがなかった14歳の少年が、次の週から1人で電車を乗り継いでドラムレッスンに通って、毎日ドラムの事ばっかり考えていました。
交換日記
中学3年になったこのころは、担任の先生も交代した時期。
何にも喋らない僕を見て先生も心配したのか、『交換日記をしましょう』と、僕と先生だけの交流が始まった頃。
書くことは何でも良かったので、僕が日記に書くのはドラムのことばっかり(笑)
自分の夢中になっていることをアウトプットができて聞いてくれる人が居る。
当時は気が付かなかったけど、
こういうことをしてくれる人が近くに居たというのが、
自分にとって大きなことだったと思う。
書くことで自分の気持ちを再認識して、
『自分は楽しんでるんだー』
『人生を楽しめているんだー』
『生きてるんだー』って心で感じ取ってたと思います。
その生きているという躍動感を毎日感じている自分自身の生命が、何も変わらないはずないですよね。
ドラムを始めて半年くらい経つ頃、
自分の中で何かが変わっていく!
っていうのも感じていました。
毎日毎日、妄想するだけで、妄想の中でしか生きていなかった自分が、
『なんで喋ってコミュニケーションをとらないんだろ?』っていう当然な疑問をもつように。
というより、、学校で
『あ!思わず喋りそうになってしまったー。あぶないあぶない』って感じで(笑)
やっぱり自分のキャラっていうのがありますので、突然変えるっていうのはできなかった。
でも自分の中では完全に変身してました(笑)
その当時の僕にとって、ドラムは自分の表現、自分の言葉だった。
自分の思いを音にのせ、それを感じてくれる人が居る。
(当時は、バンドメンバーも、観客も、ドラムの先生も、世界中のすべての人が、
僕の音だけ注目してくれてるって思ってた・・笑)
他者とのつながりの喜びを、人と繋がるって楽しいっていうのを、
理屈抜きで体感できて、心に染みわたる体験をしていた時期です。
この体験があって妄想の世界から現実の世界に出現できた感じです。
環境の変わる高校生活から普通に喋る生活にー。
高校に行ってもドラムばかり。ブラスバンド部に入り、朝練(自由参加)で学校中の誰よりも早く、
時には学校の門のカギをあける先生よりも早く来て個人練習。
物凄く情熱を燃やしていました。
中学まで、感情を表に出さない、『やる気』とか、『自分の主張』とか、『自分の好きなもの』とか、
そんなものを表に出せなかった少年が、ドラムをやり始めただけで、胸に熱いものをもって、思いっきり突き進む少年に。
人は変われば変わるもんです。
ドラムを叩くことで自分の感情を処理できたのか、
結果としてドラムを叩くことで自分の憂鬱を破って新しい自分に出会うことができた。
当然、そのときは人生の変化の渦中で、この時の出来事を深く考えることはなく、
20年以上は自分の思い出したくない過去として封印していくことになります。
しかし、それ以降の未来が、過去の思い出しくないと思っていた経験を
『貴重な経験』として自分の糧となって変化させていくのですから、
人生はよくできたドラマです。
またこの続きは次回へー。
ーお知らせー
7月10日、久しぶりのドラムサークルを開催いたします。
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